「TS出来形管理」で使用する座標系の情報を入力します。
1.「測地原子」設定 | 「測地原子」をプルダウンメニューから選択します。 |
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2.「鉛直原子」設定 | 標高の基準となる「基準面」とTP(東京湾中等潮位)との標高差を設定します。 |
3.「水平座標系」設定 | 「水平座標系」をプルダウンメニューから選択します。 |
4.「鉛直座標系」設定 |
「鉛直座標系」をプルダウンメニューから選択します。 *現在は、「鉛直原子となる平均海面からの高さ」のみです。 「鉛直座標系」に「楕円体高」を用いたデータを取り込んだ場合は、「楕円体高」がプルダウンメニューに表示されます。 |
5.「座標系注意点」設定 | 座標系を使用するときの注意点を記述します。 |
6.「OK」ボタン | 「OK」ボタンを押すと、編集内容を反映して「座標参照系情報編集画面」を終了します。 |
7.「キャンセル」ボタン | 「キャンセル」ボタンを押すと、編集内容を破棄して「座標参照系情報編集画面」を終了します 。 |
「水平座標系」とは、平成14年国土交通省告示第9号で定める「平面直角座標系」の事を言います。
北方向をX軸の正とし,単位はメートルです。
国土地理院の平面直角座標系に基づく「系番号」を「水平座標系」プロダウンメニューから選択します。
「測地原子」とは座標系と地球の間の関連付けを記述する原子です。
「日本測地系」はSessel-1841地球楕円対を用い、「日本測地系2000」はGSR80地球楕円体を用いています。「日本測地系2011」は東北地方太平洋沖地震に伴う地殻変動地域の測量成果を修正しました。
「測地原子」をプルダウンメニューから選択します。
「日本測地系2000」と「日本測地系」
測量法で規定されている「測量の基準」が、「日本測地系」から世界標準である世界測地系に改正され、平成14年4月1日から施行されました。
明治時代に行われた測地基準点成果の構築に相当することを、現在の高精度な測量技術と強力な計算技術を駆使した、百年目にして行う国家基準点体系の再構築です。
旧来の「日本測地系」から世界標準の「日本測地系2000」への基準点体系への移行は、GPSやGPSの普及に伴う世界測地系の必要性からです。
国土地理院では、新しい高精度な測地基準点成果の構築を行うために、「電子基準点」の整備を行っています。
VLBI(数十億光年の彼方にある電波星から届く電波を電波望遠鏡で受信して数千kmもの長距離を数mmの高精度で測る技術)によって得られる地球上の正確な位置関係を基礎にして正確に求めています。
現在、GPS衛星の連続観測を行う電子基準点を全国1,240箇所に約20kmの間隔で設置し、測量の基準点として活用しています。
尚、東北地方太平洋沖地震に伴う地殻変動地域の測量成果を修正した「日本測地系2011」が、施行されています。
「鉛直原子」とは重力に関係する標高と地球の関係を記述するパラメータの集合を意味します。
ほとんどの場合,「鉛直原子」は海水面と関係付けられることから、標高の基準となる「基準面」について、名称と東京湾平均海面(T.P)との高低差を設定します。
「基準面名」と「TPとの高低差」の入力欄は、クリックすると参考リストを表示します。