工事情報編集画面で、左右の横断勾配を-1.5%、標準幅員を3mと設定した場合、システムは全測点を同一の形状と認識します。
道路は直線では横断勾配ですが、カーブになると「片勾配」となり、内輪差を考慮して幅員が拡がります。
そのため、測点により変化する「勾配」と「幅員」を、システムに認識できる方法で伝える必要があります。
その方法として、「勾配」と「幅員」の変化が始まる測点と、変化が終了した測点、それと変化量を入力します。
片勾配摺付・曲線部拡幅編集画面
最初に「参照測点」を指定します。「BP」ボタンをクリックすると、指定できる「参照測点」は入力されているデータにより以下の通り異なります。
BC1の勾配・拡幅の入力
BC1+2.727mの変化
BC1+2.727mの勾配・拡幅の入力
BC1+5.000mの変化
BC1+5.000mの勾配・拡幅の入力
EC1-5.000mの変化
EC1-5.000mの勾配・拡幅の入力
片勾配擦付・曲線部拡幅の入力完了
勾配・拡幅データを反映した縦断図
システムは「0」と「空白」の区別をします。「0」は数字の0として認識しますが、「空白」は「変化しない点」と認識します。
そのため、変化させない箇所にはあえて「空白」を使うことがあります。
入力済みの箇所を「空白」にするには、バックスペース「BS」キーで数値を消した後、「エンター」キーを押します。