レッスン4日目
今日は「横断図」の入力です。 横断形状の入力は、平面図(TS出来形入門)、横断図(TS出来形入門)を参照します。 『土木技クラウド』を動作させ、「横断図」の入力を行います。 さあ、張り切っていきましょう。 |
『土木技クラウド』にログインして、「設計書入力」アイコンをクリックします。
「起動ウィザード画面」を表示します。
「ファイルを開く」ボタンを押します。
「ファイルを開く」ダイアログを表示します。
「TS出来形レッスン」フォルダの、「3日目(縦断図の入力).rsf」を選択して、「開く」ボタンを押します。
「平面図」画面を表示します。
「参考図面」の「IP線形計算」と「縦断図」から、車道の路線データを作成しました。ここからは車道の外側に展開する「TS出来形」の管理対象になる「構造物」を、横断図上に作図します。
「横断図」アイコンをクリックします。
「測点選択」ボタンを押します。
「測点選択」画面を表示します。
「測点選択」画面では、IP法線形計算で作成した全測点を表示しています。
「横断図作成」欄にチェックが入っています。ここにチェックが入っていると、「TS出来形管理」の管理対象測点になります。
チェックを外すには「削除」ボタンを押します。
チェックを外すと、その測点は横断図や平面図を表示しません。
ミッションでは管理測点はNo.測点だけですから、No.測点を残してチェックを外すべきですが、今回は分かりやすいようにチェックを入れたままにして、後工程の「検測点の設定」画面でチェックを外すことにします。
そのまま「OK」ボタンを押します。
「横断図」画面を表示します。
「構成線分」とは、横断図を構成する1つ1つの「線」のことを表します。
「線」が横断図を構成する線分であることから、「構成線分」と言います。
以下の横断図は7つの「構成線分」から構成されています。各「構成線分」の長さや勾配は、「構成線分入力シート」から入力します。
「構成線分」を入力すると、横断図だけでなく、平面図でも「構成線分」を表示します。
「構成線分」の1つ1つは、車道や歩道、法面などの構造物に該当します。
「構成線分入力シート」では、該当する構造物の「種類」をプルダウンメニューから選択します。
構造物種類のプルダウンメニューの初期値は「道路」と「その他」の2つしかありません。
プルダウンメニューの種類を増やすには、「新規作成」を選択して「種類」を登録します。
「構成線分入力シート」の種類は、同一測点の左側断面、もしくは右側断面で、同じ「種類」を選択することは出来ません。
それは測点間の同一の名称の「構成線分」を、連続した構造物と見なすからです。
例えば、No.1測点の3番目の「構成線分入力シート」の種類が「街渠」だとします。
次のNo.2測点の3番目の「構成線分入力シート」の種類が、やはり「街渠」だった場合には、「街渠」はNo.1~No.2の間で連続した構造物と判断します。
ところが、No.2の3番目の構造物が、「街渠」ではなかった場合には、街渠の終点はNo.1と判断します。
連続した構造物とみなした「構成線分」は、平面図上でも結ばれます。
「何番目の構成線分」との情報だけでは、違う種類の構造物を平面図で結んでしまうことがあるので、「構成線分」の「種類」の名称で同一構造物を判断するようになっています。
種類プルダウンメニューでは、重複して名称を使用できないように、既に使われている名称を表示しません。※「その他」は重複して使用することが可能です。
同一測点の同一断面において、盛り土が2箇所あるような場合には「盛り土1」、「盛り土2」というように、構造物種類の名称を変えて登録してください。
「種類」の名称の登録は、種類プルダウンメニューの「新規作成」以外に、左右断面の「種類」を一括して登録する画面を別に用意しています。
ここでは、その「構造物種類編集」画面から、「構造物種類」の登録を一括して行います。
「構成線分種類」ボタンを押します。
「構成線分編集」画面を表示します。
左側のタブであることを確認し、「追加」ボタンを押します。
以下のように、「名称」列に「グループ」と表示した行が追加されます。
「グループ」の文字を消し、構成線分種類の名称を入力します。
「属性」列のプルダウンメニューでは、この構成線分を表す属性を選択します。
また、「色」列の「編集」ボタンを押すと、構成線分の色を選択する事ができます。これにより、作成した横断図や平面図が着色され、メリハリのある図面になります。
同様の動作を繰り返し、左側の構造物種類には以下の名称を入力します。
続いて右タブを押し、右側の構造物種類には以下の名称を入力します。
入力を終了し、「OK」ボタンを押します。
「横断図」画面を表示します。
平面図(TS出来形)では、No.3+10m地点を境に、「盛土工」から「切土工」に切り替わるので、ここに中間測点を設けます。
「測点選択」ボタンを押します。
「測点選択」画面を表示します。
KA2-2の測点をマウスでクリックすると、行が活性化して色が変わります。この状態で挿入ボタンを押します。
発生した行の測点名に「No.3+10.00m」、追加距離に70mと入力して、「OK」ボタンを押します。
「横断図」画面を表示します。
ここでは、各測点の「構成線分入力シート」に数値を入れ、車道の路側より外側の「構造物」を作図します。
「横断図」ボタンを押します。
「横断図」編集画面を表示します。
左側の「追加」ボタンを押します。
「構成線分入力シート」を追加しました。
「構成線分入力シート」は、中心側に位置する隣の「構成線分」からの距離や高さ、勾配などの入力項目のうち、2箇所に入力することで線分の形を確定します。
高さと勾配の符号は、中心側に位置する隣の「構成線分」より下る場合に(-)、上る場合に(+)を付けます。
「構成線分入力シート」に数値を入力すると、「歩道」や「盛り土」に相当する線分を横断図に描画します。
マウスで「構成線分入力シート」をクリックして活性化させると、横断図の「構成線分」も活性化します。
逆に横断図の「構成線分」をマウスでクリックして活性化させると、該当する「構成線分入力シート」も活性化します。
次に右側の「構成線分入力シート」に以下の数値を入力します。
すると以下の線分を描画します。これでBPの横断図は完成です。
「次測点」ボタンを押します。
測点がBC1に移行します。
BC1は横断図の形状がBPと同一なので、BPの横断図をコピーして作成します。
「横断図コピー」ボタンを押します。
「横断図コピー」画面を表示します。
コピー元の測点を「BP」に合わせ「OK」ボタンを押します。
するとBC1にBPの形状をコピーした横断図が表れます。
BC1は左端の「盛り土」が不要なので、ここを削除します。
左端の「構成線分シート」を選択して「削除」ボタンを押します。
BC1の横断図はこれで完成です。
「横断図コピー」機能によりコピーする「構成線分」は、道路本線箇所を除き、路側より外側の「構成線分」のみ行います。
そのため、道路本線箇所の基準高や横断勾配・拡幅量をそのままに、路側より外側の横断図のみコピーすることが出来ます。
BC1のBP側には「取り付け道」があります。また、EP側は「側道」の起点にもなることから、BC1に「2断面」の設定をします。
「2断面設定」ボタンを押します。
「横断図編集」画面を表示します。
BC1を2断面にする場合に、BC1断面の値をコピーするかどうかの確認画面です。
ここでは、「はい」を押します。
これでBC1は2断面になりました。
2断面の測点では、「BP」側と「EP」側を切り替える「断面切替」プルダウンメニューを表示します。
BC1(BP側)との相違点は、①左側断面に3m幅の側道と、②盛土が発生することです。
そこで、BC1(EP側)の左側断面に以下の「構成線分入力シート」を追加します。
BC1(EP側)の入力が完了したら、次測点ボタンを押します。
このような手順で構成線分の入力を繰り返します。
以下の「構成線分」一覧表の値を「構成線分入力シート」に入力してください。
左側断面 | 右側断面 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
種類 | 盛土 | 側道 | 歩道 | 車道 | 車道 | 歩道 | 盛土 | |||||||
BP | 高低 | -2.778 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 高低 | -1.667 | ||
法 | 1.800 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |||
BC1 (BP側) |
水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 高低 | -1.111 | ||||
勾配 | 1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |||||
BC1 (EP側) |
高低 | -0.278 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 高低 | -1.111 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
No.1 | 高低 | -0.278 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.046 | 水平 | 3.046 | 水平 | 3.000 | 高低 | -1.111 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -0.489 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
SP1 | 高低 | -0.833 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.250 | 水平 | 3.250 | 水平 | 3.000 | 高低 | -1.111 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | 4.000 | 勾配 | -4.000 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
No.2 | 高低 | -1.389 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.001 | 水平 | 3.001 | 水平 | 3.000 | 高低 | -1.944 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -1.473 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
EC1 | 高低 | -1.389 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 高低 | -1.944 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -1.473 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
KA2-1 | 高低 | -1.667 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 高低 | -2.222 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
KE2-1 | 高低 | -1.944 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.188 | 水平 | 3.188 | 水平 | 3.000 | 高低 | -2.500 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -1.937 | 勾配 | 1.937 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
KE2-2 | 高低 | -1.833 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.300 | 水平 | 3.300 | 水平 | 3.000 | 高低 | -3.056 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -4.000 | 勾配 | 4.000 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
No.3 | 高低 | -1.556 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.300 | 水平 | 3.300 | 水平 | 3.000 | 高低 | -3.056 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -4.000 | 勾配 | 4.000 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
No.3+10.00mm (BP側) |
高低 | -0.278 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.284 | 水平 | 3.284 | 水平 | 3.000 | 高低 | -0.278 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -3.711 | 勾配 | 3.711 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
左側断面面 | 右側断面 | |||||||||||||
種類 | 切土 | 側道 | 歩道 | 車道 | 車道 | 歩道 | 切土 | |||||||
No.3+10.00mm (EP側) |
高低 | 0.278 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.284 | 水平 | 3.284 | 水平 | 3.000 | 高低 | 0.278 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | 3.711 | 勾配 | -3.711 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
KA2-2 | 高低 | 2.778 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 高低 | 1.944 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
No.4 | 高低 | 3.333 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 高低 | 2.222 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
KA3-1 | 高低 | 3.333 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 高低 | 2.222 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
KE3-1 | 高低 | 4.722 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.250 | 水平 | 3.250 | 水平 | 3.000 | 高低 | 3.333 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -4.000 | 勾配 | 4.000 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
No.5 | 高低 | 4.444 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.250 | 水平 | 3.250 | 水平 | 3.000 | 高低 | 3.611 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -4.000 | 勾配 | 4.000 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 | |
KA3-2 | 高低 | 5.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 高低 | 3.889 |
法 | 7.000 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | 1.500 | 法 | 7.000 | |
EP | 高低 | 5.278 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 水平 | 3.000 | 高低 | 4.167 |
法 | 1.800 | 高低 | 0.060 | 勾配 | 1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | -1.500 | 勾配 | 1.500 | 法 | 1.800 |