レッスン8日目

今日は最終日です。

『土木技クラウド』を動作させ、「出来形帳票」の出力と、これを電子納品データとして活用する方法です。

さあ、張り切っていきましょう。

第五章 出来形データの作成

「出来形帳票」の用意

「出来形帳票」の作成には、「出来形帳票」のファイルが必要になります。

「TS出来形帳票」をダウンロードして解凍してください。解凍すると「出来形帳票」フォルダを作成します。

「施工管理データ」の用意

「出来形帳票」の作成には、「施工管理データ」のファイルが必要になります。

8日間で学ぶ「TS出来形入門」資料をダウンロードして解凍してください。

解凍したフォルダ内の、「国道1号線バイパス施工管理データ.xml」を使用します。

出来形帳票データの作成

「TS出来形管理」の出来形帳票を作成します。

「出来形管理」の起動

『土木技クラウド』にログインして、「出来形管理」アイコンをクリックします。

『土木技クラウド』ホーム画面 『土木技クラウド』ホーム画面

「起動ウィザード」画面を表示します。

起動ウィザード画面 起動ウィザード画面

出来形帳票の取り込み

ダウンロードして、パソコンに保存した帳票ファイルを取り込みます。


「帳票選択」ボタンを押します。

起動ウィザード画面 起動ウィザード画面

「帳票選択」画面を表示します。

「追加」ボタンを押します。

帳票選択画面 帳票選択画面

「ファイルを開く」ダイアログを表示します。

「出来形帳票」ファイルの保存先を開き、「様式31_出来形管理図表TS(1項目14測点).dch」のファイルを選択して「開く」ボタンを押します。

ファイルを開くダイアログ ファイルを開くダイアログ

「帳票選択画面」を表示します。

「帳票プレビュー」に取り込んだ帳票ファイルの印刷イメージを表示します。

帳票選択画面 帳票選択画面

もう一種類の帳票を取り込みます。

「追加」ボタンを押し「様式82_測定結果一覧表TS(8項目5測点).dch」を取り込みます。

「出来形帳票」一覧に取り込んだ「出来形帳票ファイル」を表示します。

帳票選択画面 帳票選択画面

「出来形帳票」の印刷順序は、帳票選択画面の表示順序と同じなので、ここでは「測定結果一覧表TS(8項目5測点).dch」が1ページに来るよう順序を変更します。

「順序変更」ボタンを押して、「測定結果一覧表TS(8項目5測点).dch」を上にします。

帳票選択画面 帳票選択画面

「OK」ボタンを押します。


「起動ウィザード」画面を表示します。

「帳票選択」を完了したので、今度は「施工管理データ」を取り込みます。

「ファイルを開く」ボタンを押します。

起動ウィザード画面 起動ウィザード画面

「ファイルを開く」ダイアログを表示します。

「国道1号線バイパス施工管理データ.xml」を選択し、「開く」ボタンを押します。

ファイルを開く画面 ファイルを開く画面

「起動ウィザード」画面を表示します。

「ファイルを開く」を完了したので「計測点選択」ボタンを押します。

起動ウィザード画面 起動ウィザード画面

「計測点選択」画面を表示します。

計測点の選択

ここでは、取り込んだ「施工管理データ」から帳票に出力する計測データを選択します。

計測点選択画面 計測点選択画面

各プルダウンメニューの役割は以下の通りです。

1.「線形」プルダウンメニュー 「施工管理データ」が複数の「線形」を保持している場合に選択します。
2.「対象範囲」プルダウンメニュー 「対象範囲」を選択します。
3.「測定回数」プルダウンメニュー 「TS出来形管理」では「実測値」を3回まで計測します。
何回分のデータを帳票に出力するかを選択します。
4.「1回目」プルダウンメニュー 「1回目」の測定データを「出来形管理対象」・「品質証明計測値」・「監督職員計測値」・「検査職員計測値」の中から選択します。
5.「2回目」プルダウンメニュー 「2回目」の測定データを「出来形管理対象」・「品質証明計測値」・「監督職員計測値」・「検査職員計測値」の中から選択します。
6.「3回目」プルダウンメニュー 「3回目」の測定データを「出来形管理対象」・「品質証明計測値」・「監督職員計測値」・「検査職員計測値」の中から選択します。
7.「OK」ボタン 編集内容を反映して「概略図選択」に移行します。
8.「キャンセル」ボタン 編集内容を破棄して「計測点選択画面」を終了します。

「線形」プルダウンメニューの選択

プルダウンメニューを開くと、本線の「東JCT~西JCT区間」と、別線形の「市道15号線」を表示します。

「東JCT~西JCT区間」を選択します。

計測点選択画面 計測点選択画面

「対象範囲」プルダウンメニューでは「本線_路体盛土工」を選択します。

計測点選択画面 計測点選択画面

「測定回数」プルダウンメニューでは、3回を選択します。

「1回目」プルダウンメニューでは「出来形管理対象」を選択します。

「2回目」プルダウンメニューでは「品質証明計測値」を選択します。

「3回目」プルダウンメニューでは「監督職員計測値」を選択します。

計測点選択画面 計測点選択画面

「OK」ボタンを押します。


「概略図」選択画面を表示します。

「概略図」は出来形計測データを基に自動作図します。そのため、測点毎に「概略図」が異なるので、ここでは出来形帳票の「豆図」に使用する、見栄えの良い「概略図」をプルダウンメニューから選択します。

今回は、No.0の「概略図」を選択します。

概略図選択画面 概略図選択画面

「OK」ボタンを押します。

「出来形管理」画面を表示します。

「ページ切り替え」ボタンにより、作成した「出来形帳票」が14ページであることが分かります。

クリックして、作成した出来形帳票を確認します。

「印刷」ボタンを押します。

出来形管理画面 出来形管理画面

「印刷設定」画面を表示します。

印刷設定画面 印刷設定画面

印刷する前に、選択したプリンタードライバの詳細設定を開き、用紙を「A4横」に設定して印刷します。

以下の出来形帳票を印刷します。

注意!

PDFファイルへの出力が上手く出来ない場合は、出来形管理 Q&Aを参照してください。

これまで印刷した帳票は「東JCT~西JCT区間」の「本線_路体盛土工」に限られます。

対象範囲には「本線_掘削工」と「測道_掘削工」があり、線形データには「市道15号線」が残っています。

そのため、再度「計測点選択」画面を開き、これまで行った印刷作業を繰り返す必要があります。


「TS出来形」ボタンを押します。

出来形管理画面 出来形管理画面

「TS出来形メニュー」画面を表示します。

「計測点選択」ボタンを押します。

TS出来形メニュー画面 TS出来形メニュー画面

「計測点選択」画面を表示します。

各項目を選択して、全ての帳票を出力します。

計測点選択画面 計測点選択画面

第六章 電子納品データ

電子納品

「施工管理データ」を電子成果品として納品する方法を説明します。

電子成果品の納品対象

TS出来形管理に於いて、電子成果品として納品対象になるデータは「施工管理データ(XMLファイル)」のみです。

『TS出来形クラウド』では、それ以外にも電子成果品として納品可能なデータを作成しますので、それも含めて納品します。

Point
  • 電子成果品として納品必須なデータ
    • 施工管理データ(XMLファイル)
  • 電子成果品として納品出来るデータ
    • 平面図、縦断図、横断図(P21ファイル)
    • 出来形管理資料(PDFファイル)

施工管理データ(XMLファイル)の納品

納品方法

OTHRS(その他資料)フォルダに施工管理データを納品します。

管理項目の入力

以下のルールに沿って、OTHRS.XMLの管理項目を入力します。

分類・項目名 記入内容 備考
その他サブフォルダ日本語名 TS出来形管理
資料名 TS出来形管理資料
オリジナルファイル日本語名 TS施工管理データmm mmには、英数字2文字を入れます。
オリジナルファイル作成ソフト
バージョン情報
土木技クラウド Ver.2
予備 TSを用いた出来形管理要領(土工編)平成24年3月

平面図・縦断図・横断図 (P21ファイル)の納品

納品方法

DRAWINGF(完成図)フォルダに施工管理データを納品します。

出来形管理資料(PDFファイル)の納品

納品方法

MEET(打合せ簿資料)フォルダに出来形管理資料を納品します。